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参考書籍の紹介
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 紹介した書籍は出版された時期が少し少し古いので、書店の店頭にはなく注文することになるかもしれません。また、文中に引用、紹介されている法令が改廃されている場合がありますので、その点ご注意下さい。
  それぞれの紹介の末尾に若干のコメントをつけておきました。             
 
書 名 脱倒産宣言
著 者 立川昭吾
発行所 経済法令研究会
値 段 1600円
<コメント>  著者は倒産問題専門の経営コンサルタント、事業者がいかにして倒産の現実から立ち直るかに重点が置かれた作です。   例えば、事業者が商工ローン等の高利に追われている間は、負債の返済にのみ追われる毎日ですが、次に法的手続などで高利の借入の解決の目処が立ったときに、初めて自己の事業が今後も運営していけるかどうかを冷静に見つめることができます。   商工ローンから法的手続でもって脱出するのは事業再生の第一歩に過ぎません。その意味で参考になる提言が多く含まれています。
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書 名 債権者会議
著 者 山口 昭
発行所 太田出版
値 段 1500円
<コメント>  現在進行中のドキュメント、個人や社名が実名で出てきます。著者は大企業の役員から乞われて中小企業の代表者に転身したが、既に会社は再起ができない状態に追い込まれており、著者も会社の数千万円の借入金について個人保証せざるをえなかった。著者は、会社の倒産後任意整理で清算を図ろうとしているが、その渦中で脱稿されたもの。  左傾した事業の引き際はどこか、ということを考えさせられます。但し、現実は幕を引きたくとも保証人に及ぼす影響を考えれば、引きたくとも引けないのが現実ですが…。
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書 名 自己破産
著 者 山下幸明
発行所 ハート出版
値 段 1600円
<コメント>   これもドキュメント、事業に失敗して夜逃げをし、転々とするなかで親族の援助に より破産を決意するまでの多重債務者の心理状態がよく現れていると思います。  また、著者は破産手続進行中にタクシーの運転手として勤務しており、運転手の賃金体系にも触れられています。引用されている破産手続関連の書式が少し古くなっていますが、そこのところは割り引いてください。   以上の3冊には興味深い共通点があります。それは多重債務からの立ち直りを図るうえで大事なもののひとつは「家族の絆」である。このことの指摘です。
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書 名 サラ金トラブル
著 者 今 瞭美
発行所 NCコミュニュェーションズ
値 段 1700円
<コメント>  ケーススタディであり消費者金融、商工ローン、システム金融など問題を網羅しており対策を立てるうえでも格好の書と言えます。   また、「まじめな人ほど借金が増える」「家族に内緒は(サラ金にとって)よい客」「本人の周りの人が債務を肩代わりしてくれる客は(サラ金にとって)よい客」「借りるな!では解決できないサ問題」等々、解決にあたっての視点の持ち方のみならず、問題を深く掘り下げて考えさせられる指摘が多い本です。 個々の事例が淡々と書かれてありますが、実際はもっと深刻ではなかったかと思われます。
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書 名 商工ローン−地獄への落とし穴−
著 者 東京新聞・商工ローン問題取材班
発行所 リム出版新社
値 段 1500円
<コメント>  昨年、マスコミが大々的に商工ローンの問題を取り上げ、大きな社会問題に発展しましたが、その先駆けとなった記事が収録されています。昨年の秋口からは国会の参考人招致に至り、そのやりとりの記録も内容に盛られており、貴重な資料集です。   読み返してみて、この問題について、マスコミが果たした役割は「社会の木鐸」としてふさわしいものであったと思います。
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書 名 サラ金業−もうけのしくみが半日でわかる本−
著 者 山本義夫
発行所 明日香出版社
値 段 1500円
<コメント>  やや「業者よりかな」と思われる記述もあり、その点が少し気になりますが、大手消費者金融業者の営業の概略に触れており、消費者金融の営業面を理解するうえでコンパクトな本だと思います。   分かり切ったことかもしれませんが、この本が言う消費者金融業者の存在意義は「可処分所得(返済能力)と返済意志による消費の先取り」にあるという指摘は、借金によってしか消費を拡大することできない社会が、本当に「豊かな国」といえるのか改めて考えさせられます。
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書 名 サラ金なんか怖くない−サラ金のしくみ借金整理−
著 者 愛知かきつばたの会編
発行所 リバティ出版
値 段 1000円
<コメント>  私が加盟している被害者団体が発行した本です。被害者の体験談や救済手続の流れや仕組みなどにも触れています。コンパクトな本であり、多重債務問題について様々なことを考えるときに、ちょっと開いていただければ回答のヒントを与えてくれる本です。
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書 名 金 融−信販、クレジット、消費者金融、リース−
      最新データで読む産業と会社研究シリーズ16 98年版
著 者 佐藤和彦
発行所 二期出版
値 段 1339円
<コメント>  大学生向けの就職先研究シリーズのひとつ、私が手にとったのは98年度版ですが、このような本が出てくること自体、消費者金融業者が日本を代表する企業に成長している現実を反映しているのでしょう。参考になる記述もあり、一読する価値は充分にあります。
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(番外)
書 名 日本人の忘れもの−「海上の森」はなぜ貴重か−
著 者 森山昭雄外編著
発行所 名古屋リプリント
値 段 1800円
<コメント>  サブタイトルがズバリそのもの、昨年5月、海上の森がある地元瀬戸市で開かれたシンポジュウムをまとめたもの、何となくオオタカにのみ目がいってしまいますが、環境保護、自然保護とは、地形・地質に始まって、そこに降る雨の流れ−地下水の流れ−川の流れ、それから植生と動物、食物連鎖などをトータルにみていくことの必要性を語りかけてくれます。まるで自然保護理論の講義を受けているような気がしてきます。  だからといって、お堅い文書かというとさにあらず、冒頭は現地に誘う紀行文であり、これを読めば一度は現地に行きたくなり、出かけた経験があればもう一度出かけたくなること請け合いです。都会の近くにこんな場所があるのかと思わず感嘆するほど素敵な場所ですよ。  因みに、発行所の代表者は対日榮訴訟の原告であり、一審で過払金返還請求訴訟に勝訴し、現在、元気に控訴審を闘っています。なお、地元では、不況のカンフル剤として愛知万博に期待を寄せている人々が少なくありません。貴重な自然を守りつつ、不況克服の道筋を指し示すのが政治の力なんでしょうが…。
 
 
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